2012年3月24日土曜日

ご質問・お答え



ご質問・お答え


(第1部)
糖尿病に関する様々な誤解


糖尿病は本当に怖い病気でしょうか?

 そうです、本当に怖い病気です。古い諺にも「同病相憐れむ」とあるように当事者はこの恐怖を よく知っています。まず、病気をよく知ることがこの病気に勝つ第一歩です。糖尿病がなぜ 怖いと言われているのか、4つの理由をあげてみましょう。

1. 糖尿病は自覚症状の無い時点から進行しており、成人糖尿病と診断された時にはすでに 7年前から症状は進行していたと思ってください。過度の疲労感に悩まされて病院を訪れ、 診断を下された時には、多くの場合、病状が既に相当悪化している場合が多いのです。

2. 糖尿病は合併症を伴うケースが多いのです。卒中、網膜炎、心筋梗塞、動脈硬化、 腎臓疾患、壊疽(エソ)などが代表的なものです。血糖値が高くなると血管に障害が起こり、 いろいろの合併症を招きます。合併症が進行すると、失明や身体切断、死亡にまで至ります。

3. 糖尿病の管理は非常に難しく、日々の採血や食事療法、運動療法などは非常にやっかいな ものです。当社が3000人を対象に調査した結果によると、医師から指示された適切な療法を 正確に実行している人は全体の1パーセントにもなりませんでした。その上、食事療法や 運動療法は糖尿病の進行を少し遅らせることはできても、進行の中断や血糖値を 長期的に安定させ、好転させる効果はありません。多くの糖尿病患者は常に血糖測定器、 食品交換表を使い、血糖値が低い時に備えて砂糖も携帯しなければなりません。

4. 糖尿病は直接的、間接的に治療費がかかり、病状が長びくにつれ、費用はかさみ、 合併症も併発してしまうと普通の治療費の3倍はかかるといわれています。これが、 糖尿病はお金持ちの病気といわれる由縁で、本人だけでなく家族への経済的な負担も 計り知れないものがあります。

 以上の理由でもお分かりいただけたと思いますが、40歳を過ぎたら特に糖尿病の 予防に心がけ、また、既に糖尿病にかかってしまった方は治療に最善を 尽くさなければなりません。


糖尿病は「お金持ちの病」ですか?

 そうです。といってもお金持ちだけがかかる病気という意味ではなく、病気に対して 多額の費用がかかるということです。米国だけでこの費用は年間総額1000億ドルにも 上っており、この金額は全米の不動産全体の賃貸料金に匹敵する額です。米国でも、 上位5パーセントに入るくらいの高額所得者でもなければ苦になる額だといわれています。 糖尿病は「お金持ちの病」といわれるのは、この様に莫大な費用がかかるためです。 


若い人は糖尿病になりませんか?

 残念ながら、最近は若い年代層にも糖尿病患者数は増加しています。原因は肥満、 ストレス、薬の乱用などがあげられ、特に乱れた食生活による肥満が指摘されています。 若くても糖尿病になる可能性は大いにありますのでご注意ください。 


糖尿病患者は管理を正しくすれば大丈夫でしょうか?

 糖尿病患者はいろいろな療法を実行することで、健康な人と同じように生活することは可能です。 糖尿病にかかっていても食事療法や運動療法、インシュリン投与などで、普通に生活することが できます。この意味では、正しく管理すればよいことになります。 しかし、これらの療法だけでは糖尿病を治療することは不可能です。これは糖尿病の進行を 遅らせたり、血糖を一時的にコントロールするだけです。糖尿病という病はまだ身体の中に 残っていて静かに進行しているのです。管理だけでは糖尿病から逃げることはできません。 根本的な対策が必要になります。この小冊子には上記の理由から、この根本的対策に関する 最近の実験報告が記載されています。 


糖尿病にかかると一生美食ができませんか?

 昔は糖尿病についての知識がなかったので、かかると美食が一生できないといわれていました。 特別な薬もなく、食事療法によって進行を防ぐ方法がとられていました。しかし最近では、 食事の量とカロリーをコントロールすることによって、ほとんどの食べ物の摂取が可能に なりました。ただし、ハム、カルビ、油揚げなどの脂肪の多い食品や蜂蜜、砂糖、チョコレート、 ようかんなどの単糖質が多い食品などは避けた方が良いといわれています。要するに、 カロリーに気を付け、栄養的にバランスのとれた食事をすることです。しかし食事療法は 糖尿病の進行を遅らせるだけで、糖尿病自体を直すことはできません。根本的な治療方法が必要です。 


ビールは飲めなくても、焼酎、ウイスキーなどは飲めますか?

 こんな質問をよく糖尿病患者さんから受けます。ビールには糖が多く入っていますが、 焼酎やウイスキーには少ないので大丈夫だという人もいます。しかしこの説には根拠がなく、 まったくの誤解です。事実は焼酎、ウイスキーなどはカロリーがビールより4倍も高く、 もっと悪いのです。どんな種類のお酒も糖尿病患者には有害です。経口血糖降下薬を服用中の 患者が酒類を摂取した場合は急性アルコール中毒症や急激な低血糖になる恐れがあります。 糖尿病患者の多くは肝臓病も併せ持っていることが多く、この様な患者が酒類を摂取した 場合は肝臓機能が麻痺する可能性が出てきます。またある薬品は酒類と併用することに よって効果が無くなります。 


蚕の粉末が糖尿病に効くのでしょうか?

 韓国と中国では、糖尿病患者の半数が蚕の粉末を使っています。これは科学的に根拠の あることです。蚕の粉末は食物中の澱粉質が消化されて糖に分解される時に、その消化過程を 止める作用があります。ですから、蚕の粉末は血糖降下に役立つことは確かです。 しかし蚕の粉末は相当な副作用を伴います。それは、この粉末には他の消化活動をも 止める働きがあるからです。蚕の粉末を常用している人は腹部にガスがたまり、下痢や他の 消化不良も誘発します。長期間服用している人は風邪などもひきやすくなり、全般的に 免疫機能が低下します。このように蚕の粉末は一時的には血糖値をコントロールできますが、 根本的な治療にはなりません。また副作用も多く出てきます。 


高麗人参は糖尿病に効果がありますか?

 はい、あります。高麗人参にはサポニンという成分が含まれています。 サポニンは体内に入るとインシュリンの分泌を促進する作用があるので 血糖コントロールには効果があります。しかし最近になって、サポニンによる 血糖コントロールには問題があるとの発表がありました。まず、第1にサポニンによる 血糖コントロールは15〜45日までの短期的な効果しか望めません。長期間服用しても、 中止すると15〜45日で効果は消滅します。第2は、サポニンによって強制的にインシュリンを 促進させた場合はベータ細胞を衰弱させることにもなりかねません。でも、高麗人参は身体に 良い健康食品です。糖尿病患者にも長期的な服用が推薦されています。しかし残念なことに、 高麗人参を長期間服用しても糖尿病を根本的に治療することにはなりません。 


糖尿病には特効薬がないのですか?

 糖尿病患者がよく耳にする言葉に「糖尿病には特効薬がない」というのがあります。 専門家でさえこの様な話を持ち出します。ですから「「墓に入るまでよく管理せよ!」と いわれるのです。簡単に特効薬が無いと言われる理由は次のようなことからです。

 糖尿病の長い歴史のなかで、多くの糖尿病の薬が開発されました。世界中で1500種ほどの 糖尿病薬や、糖尿病のための健康食品、また伝統的な療法があり、その中には、科学的に 効果が証明されているものも多くあります。しかしこの様な薬や健康食品では2、3の部分的な、 しかも短期的な効果しか望めません。さらに副作用や耐性もあり、安全で長期的服用ができ、 糖尿病を直す薬や健康食品はありませんでした。

 理想的な薬や健康食品とは、次の7つの条件を満たさなければなりません。
1. 科学的に効果が証明されていること。
2. 副作用が無いこと。
3. 部分的な効果ではなく、全体的に効果を発揮すること。
4. 身体全体の健康も改善すること。
5. 耐性が無いこと。
6. 短期的な血糖調整効果と長期的な根本治療効果もあること。
7. 一般の人が常用できること。

 今までの薬と健康食品では上記7つの条件のうち、3つか4つを満たす物はありましたが、 7つ全部を満たす薬や健康食品はありませんでした。そのため、糖尿病には特効薬が ないといわれてきたのです。 


糖尿病は不治の病ですか?

 糖尿病は決して不治の病ではありません。良い薬と良い健康食品を服用し健全な生活習慣を 守れば、ほとんど全ての糖尿病は安全に根本的治療を行うことが可能です。最近、学界でも 上記7つの条件を満たす物質があると言うことが認められてきました。この小冊子は最近学界でも 認められた上記7つの条件を満たす根本的な療法について書かれています。


(第2部)
糖尿病に勝つためには糖尿病を知ることが大切です。



尿に糖が出ると糖尿病でしょうか?

 必ずしもそうではありません。私達の体内の尿の糖と血糖との関係を理解しなければなりません。 血糖の糖が正常値を超える時、糖は尿より排泄されます。尿内に出された血糖が「尿糖」と 呼ばれています。それで尿糖が高いと血糖も高いと推測することができます。しかし尿内の 尿糖の量だけでは糖尿病を診断することはできません。なぜなら正常な人でも時によっては 尿内に糖が排出されることがあるからです。また糖尿病患者でもある値(180mg/dl)を超えない 場合、尿より糖尿が排出されません。昔は血糖を測定できなかったので尿糖を計ることで 糖尿病を診断していましたが、現在は血液中で血糖値が正常値以上になることを糖尿病と 呼んでいます。今は糖尿病を「糖血病」と呼ぶ方が正しいという医者もいます。 


ここで、リンパ節は犬に配置されている


糖尿病とは何ですか?

 人の日常生活にはエネルギーが必要です。このエネルギーは主に食物中の澱粉質から 摂取されます。この摂取された澱粉は血糖として血液内で蓄えられています。必要な時には 筋肉組織内に入り、エネルギーと代えられ、余分なものは脂肪組織に入ります。その大切な 働きをするのが、インシュリンと呼ばれるホルモンです。インシュリンは膵臓内の β(ベータ)細胞で作られます。インシュリンは血糖をエネルギーに代える触媒の役目をします。 糖尿病とはこの過程の中で何処かに、問題が発生することをいいます。その問題について 詳しく述べますと、1つは膵臓内でβ(ベータ)細胞の機能が低下したために、インシュリン 生成が不足し、また生成されても正常に分泌されないことです。2つ目は正常に分泌されても 筋肉組織の表面でインシュリン受容体(receptor)がこの機能を失い、身体がインシュリンに 対して拒否反応を現わすことです。この現象をインシュリン・レジスタンスといいます。 上記の理由により発生する病気を「糖尿病」といいます。血糖は十分活用されずに血液内に残り、 その結果、血糖値が高くなるということです。医学的には高い血糖値が続くことと、併発する 合併症を含めて「糖尿病」といいます。 



糖尿病はどの様に診断されますか?

 血液内の血糖値を計ることによって正確に診断することができます。一般的に医師は次のような 3つの方法をとります。1つは朝食前に血糖値(Fasting Plasma Glucose Test)が140mg/dl以上 であるか。2つ目は食後2時間で血糖値(Random Plasma Glucose Test)が200mg/dl以上になるか。 3つ目はブドウ糖(Oral Glucose Tolerance Test)75gを摂取し2時間後に血糖値が200mg/dl 以上になるかなどを測定することによって診断されます。 



糖尿病の種類は?

 糖尿病は大きく分けて小児型の糖尿病と成人型の糖尿病があります。 小児形糖尿病とは先天的、あるいはビールスなどによってβ(ベータ)細胞が本人の免疫機能に より破壊されます。それをAuto-immunityといいます。そのため、小児型糖尿病にかかると インシュリンを投与しなければならず、インシュリン依存性糖尿病(IDDM、Insulin-Dependent Diabetes Mellitus)ともいわれています。この症状は15歳以下に多く発生するので小児型 糖尿病と呼ばれます。成人型糖尿病は膵臓のベータ細胞からインシュリンは生産されますが、 十分に分泌されず、あるいは筋肉細胞表面のインシュリン受容体の機能が低下して、 インシュリンが十分筋肉細胞に入らない病気をいいます。そのためにこのような症状は インシュリン非依存性(NIDDM、 Non-Insulin-Dependent Diabetes Mellitus)とも いわれています。インシュリン分泌不足は主に東洋人に多く見られ、インシュリン受容体不足は 西洋人に比較的多く見られます。インシュリン不足は経口薬を用いたり、インシュリン注射に よって管理してきました。インシュリン受容体機能低下は近年まで管理は困難でした。成人型の 糖尿病患者数は全ての糖尿病患者の80〜90%にものぼり、多くは40歳以降に発病するために 成人型糖尿病と呼ばれています。 



糖尿病はなぜ発病しますか?

 小児型糖尿病は先天的、あるいはビールスのために膵臓内のベータ細胞が破壊されて発病します。 詳しくいえばベータ細胞が本人の免疫機能(Auto-immunity)によって破壊されるのです。 これに対して、成人型糖尿病にはいくつかの原因が考えられます。ここでは成人型の糖尿病に ついてご説明します。成人型糖尿病の原因には、主に次の3つがあげられます。

 1.肥満はその原因の1つです。肥満になると筋肉内のインシュリン受容体が減少してきます。 この状態ではインシュリンが筋肉内に入れず、また血液内に残留するインシュリンは食欲を 増大させます。そこで肥満と糖尿病の悪循環が始まるのです。筋肉の栄養不足により多量に 食物を摂取しても無力感から解放されることはありません。その理由から、以前は糖尿病を 大食病とも呼んでいました。

 2. 精神的ストレスも成人型糖尿病の原因となります。ストレス状態になると多種多様の ホルモンが多量に分泌され、インシュリンの分泌と作用が妨害されることになります。

 3. 薬物乱用もしかりです。ある薬品は血糖値を上昇させたり、インシュリンの作用をも 妨害します。

 糖尿病の予防と治療には食物の適度な摂取とストレス回避、薬物乱用を避けることが絶対条件と いえます。他には妊娠や胃の切除手術なども糖尿病の原因となることがあります。 



糖尿病の症状は?

 糖尿病の症状は長期にわたると深刻になります。初期の症状は頻尿現象と喉が乾いてくるという 症状だけですが、進むと血管異常が起きてきます。このために高血圧、腎不全、網膜炎、 肝臓異常、肢体切断にまで進行するケースがでてくるのです。 最も一般的な症状には頻尿、渇症、過食があります。糖尿病になると血糖値が上昇するので 高い血糖を体外に排出するために尿にも糖が出、尿に濃い糖が出ると尿量は増し、頻尿症状が 起こります。その結果、体内の水分が少なくなり、渇症が起こります。特に夜間、頻繁に水を 飲む人は糖尿病検査をされるのが良いでしょう。 さらに、血糖値が高いと、筋肉内に必要な糖分が供給不足になります。大脳は筋肉内の 糖分不足を空腹感と間違って反応します。それで食べすぎの状態に陥るわけです。高血糖が 過食を、過食が高血糖をと悪循環を繰り返すのです。大食しても体重が減少したり、 慢性疲労感がある人は一応糖尿病を疑ってみる必要があります。 糖尿病が続くと血液内に血糖が蓄積されて血管障害が起こります。そこで糖尿病患者の多くに 血管関係の合併症を持つ人が多くなります。特に筋肉内の毛細血管に疾患が発生します。 皮膚の毛細血管に疾患が発生すると掻痒症状、視神経の毛細血管に異常が出ると視力が弱まり、 ついには失明にまで至ります。生殖器周辺の毛細血管障害は性不能にもなります。男子の 性不能の50%は糖尿病によるものです。この様な血管障害が極度に進むと身体の末端から 腐り始めます。そのため、痒み、水虫、湿疹などが深刻な人は一応糖尿病を疑う必要があります。 しびれが頻繁におこる人や座骨神経痛やふくらはぎのけいれんが頻繁に起こる人も糖尿病を 疑ってみてください。この様に糖尿病は「成人病の百貨店」とも呼ばれ、症状が複雑で 合併症も多いのです。 



合併症を恐れなければなりませんか?

 これまで説明してきたように糖尿病とは、エネルギー発生に必要な新陳代謝に異常が発生する ことです。そのために合併症も起こるのです。これらの理由から医学界では糖尿病を「万病の源」 とも呼んでいます。合併症として、脳卒中、網膜炎、心筋梗塞、動脈硬化、腎不全、壊疽、 癌などがあり、多くの患者を苦しめています。 



どの位早く進行しますか?

 小児型糖尿病か成人型糖尿病かによって違ってきます。小児型糖尿病の場合はある日突然、 渇症や頻尿、体重減少が現われます。発病当初に症状がでるので、かえって早期対策をとる ことが容易です。反面、成人型糖尿病では早期には異常を感じることができません。体内から 徐々に進行して、特に40歳を超えてから異常が現われ、一度異常が出ると急激に症状が 悪化します。成人型糖尿病と診断された場合は既に7年前から進行しているといっても 間違いではありません。正確には体質や管理状態にもよりますが平均10年で100mg/dlづつ 増加します。このように成人型糖尿病は発病時に症状を感じることができないので対策を 適時にとることが不可能です。 



糖尿病は遺伝しますか?

 糖尿病自体は遺伝しません。しかし両親が糖尿病であった場合は発病の確率が高くなります。 両親が糖尿病であった場合、その子供達の発病率は57.6%で、片親が糖尿病であった場合は 27.3%になります。これを医学的には糖尿病は遺伝しませんが、その素質が遺伝するといって います。そこで親がどちらかでも糖尿病の場合は普通の人よりも注意が必要となります。 



どのくらいの人が糖尿病にかかりますか?

 糖尿病発病率は所得の上昇によって社会的に増加します。経済的に困難だった時代には、成人の 中でも糖尿病患者は2%以下でしたが、近年の統計によると成人の5%ぐらいは糖尿病患者では ないかといわれています。我が国では500万人以上であろうと推定され、毎年30%の増加が 問題となっています。米国では糖尿病の発病はさらに深刻です。1993年では750万人が 糖尿病患者でしたが、1997年には1700万人にまで増加しました。これからも所得が上がり 食生活が豊かになり、高栄養化が進むと、もっと多くの人が糖尿病になる可能性が出てきます。 最近の統計では世界中で1億3000万人の人が苦しみ、毎年280万人の糖尿病による死亡が 確認されています。
 
 


(第3部)
自宅でできる糖尿病の予防と管理
 
 


どのように予防をすれば良いのですか?

 糖尿病予防は日常生活から病気の原因を取り除くことが必要です。主な原因は肥満、ストレス、 薬物乱用があげられます。特に両親に糖尿病患者がいる人、体重の変化が極端な人、巨大児を お産した女性、精神的・肉体的過労で苦しんでいる人は血糖値の定期検査が必要です。 病院での血糖値検査には時間はかかりません。 糖尿病の予防と管理には食事療法が基本といえます。特に肥満による成人型糖尿病患者では 食事療法のみでもかなりの効果が期待できます。食事療法の中でも繊維質の豊かな食物の摂取を お奨めします。繊維質の豊かな食物は腸内で消化時間が長く、それが血糖値を下げるのに 有効なのです。食後は誰でも血糖値が上昇しますが、繊維質の多い食物はこの時、 特に効果があります。食事療法に関して、糖尿病患者は次の4つの原則を 守らなければなりません。 1. 健康な生活を守るために全ての栄養を十分に摂取する。
2. 高血糖の予防には最低必要カロリー摂取のバランスを保つ。
3. 絶対に脂っこい食物はとらない。
4. 上記を日常の食生活で守る。 


どうやったら食事療法がうまくいっているかどうかがわかりますか?


何があなたの髪のうちNIT卵を得るための最良の方法です

 入院患者は専門の栄養士が作るので食事について心配する必要はありません。 しかし病院外では食物の栄養素がわからず、食事の管理が難しくなります。そこで食品交換表の 利用をお薦めします。この表は栄養素含有の割合が似たものを集めて群分けしていますので、 同じ食品群から選ぶことができ、各群から適量をとっていけば、偏食のないバランスのとれた 食事ができます。しかし食事療法で糖尿病の症状が一時的に軽くなっても完治したとは 言えません。病状の進行を遅くすることはできても、一般的な食事療法だけでは糖尿病を完治する 事はできません。原因を取り除くことはできないのです。 


運動療法はなぜ必要でしょうか?

 糖尿病の予防と管理には運動療法も欠かせません。運動により筋肉が刺激されると インシュリンの分泌が促進され血糖消費が高められて、受容体の機能活性化が始まります。 適度な運動は新陳代謝を促し糖尿病の予防や治療に効果があります。糖尿病患者には部分的 な運動よりも全身運動が好ましく、急激な運動よりも軽くても規則的な運動が有効です。 しかし経口血糖降下剤常用者、インシュリン常用者、網膜炎患者、重症の糖尿病患者は 運動によって危険な状態に陥ることもありますので、運動に関しては必ず医師に相談してください。 


いろいろな民間療法はどうでしょうか?

 例1)毎日「抹茶」を飲むことで効果があります。お茶にはエピカテチンといわれる成分が 多く含まれています。この成分は膵臓のベータ細胞の機能を強化して、インシュリンの分泌を 促進します。しかし高い効果を得るには毎日10杯以上飲む必要があります。多量の緑茶を 摂取すると、同時にカフェインも多量に摂取することになるので、カフェインに過敏な反応を 示す人には不向きです。

例2)高麗人参にはサポニンという成分が含まれています。サポニンは体内に入ると インシュリン分泌を促進する作用があるので、血糖コントロールに効果があります。しかし最近、 サポニンによる血糖コントロールについて問題点が発表されました。それは、サポニンによる 血糖コントロールは15〜45日までの短期的な効果しか望めない、さらに長期間服用しても 中止すると15〜45日で効果は消滅するというものです。また、サポニンによって強制的に インシュリンを促進させた場合、ベータ細胞を衰弱させることになるというものでした。 でも、高麗人参は身体に良い健康食品であることには間違いありません。糖尿病患者にも 長期的な服用が推薦されています。しかし残念なことに、高麗人参を長期間服用しても糖尿病を 根本的に治療することにはなりません。

例3)サツマイモに含まれている天然の糖分は味覚では甘く感じますが、その実、血糖の調節に 効果があるのです。他にも糖尿病に良い食品は数えきれない程あります。しかし、よく認識して おかなければならないことは(ほとんど全ての糖尿病用健康食品は)血糖値の低下は促しますが、 糖尿病の根本的な治療にはならないということです。効果はありますが「なぜ効果があるのか」が、 究明されていない食品が大半です。そのため、毒性も副作用もおこしてしまう場合が多いのです。
 
 


(第4部)
今まで知られていた糖尿病の薬
 
 


糖尿病の薬には何がありますか?

 病気の歴史が長いので薬の種類も豊富に出回っています。しかし現在出回っている糖尿病の 薬には、1種類で身体の一部分に特殊な作用を促して血糖値を下げるものはありますが、 総合的な健康を取り戻せるものはありませんでした。部分的にしか働かないために、 いろいろな副作用が現れました。以下に主な糖尿病の薬について説明します。

1. Sulfonylureas系統の薬品 Diabinese、Orinase、Diabeta、Micronase、Glynase、Glucotrol、Amarylの様な薬は 基本的には同じ作用をします。すなわち、膵臓のベータ細胞からインシュリンを 絞り出す働きをします。しかし長期的に服用するとベータ細胞を衰弱させ、耐性も発生し、 期間が長くなると投与の量も増加します。約7年間投与を続けると効果が無くなります。 他にも腎臓疾患、肝臓疾患、頭痛、めまいなどが副作用としてあげられます。副作用の中で 低血糖も問題になります。これは、薬を服用することで一時的にインシュリンが分泌過多になり、 低血糖という危険な状態が起こることです。糖尿病患者にとっては逆説に思える現象でしょう。

2. Biguanides系統の薬品 この薬品はインシュリンの機能に作用して、肝臓内で作られる糖を減少させ、血糖値を コントロールします。Glucophageがその1つですが、副作用として乳酸酸血症や、 心臓関連の合併症があげられます。

3. Alpha-Glucosidase Inhibitors系統の薬品 Acarbose が主なものです。 糖分の消化を遅くさせ、血糖をコントロールします。蚕の粉末も 同じ作用があります。副作用としては消化器官の衰弱や腹部膨満感があり、また、免疫機能 低下症状も現われます。

4. Thiazide系統の薬品 これは最近販売が始められました。インシュリン受容体の機能強化、身体のインシュリンに対する 耐性を減少させ、ブドウ糖の吸収と貯蔵を増加して肝臓でブドウ糖が形成されることを防ぎます。 しかしこの種の薬品は抗体を利用するので長期的服用により癌を誘発することにもなります。 服用者の約2%が心臓麻痺になるともいわれてます。このために、最近、英国では販売が 禁止されています。他の副作用としては肝炎、頭痛、赤血球異常などが報告されています。

この様な従来の薬は新陳代謝の中で1つや2つの部分でのみ人為的作用をするので、副作用と耐性から 抜け出すことができません。良い糖尿病の薬とは澱粉の消化やエネルギー発生と燃焼の全般的な 過程において等しく作用することが必要です。また、耐性もなく副作用もないことも不可欠な条件と なります。巻末付録には英文で上記4つの効能、副作用の説明がありますのでご参照ください。
 
 


糖尿病にかかるとインシュリン注射は必要ですか?

 糖尿病患者にとってインシュリンの発見は画期的な出来事でした。実際、小児型糖尿病や、 他の方法で血糖調節が不可能な時、糖尿病患者が手術を受ける時、高血糖により昏睡状態に 陥った時などには唯一の治療方法です。しかし全ての糖尿病患者にむやみに投射することは できません。長期のインシュリン投与はインシュリンを出すベータ細胞の衰弱、 損傷にまでなりかねません。ですから、糖尿病にインシュリンが万能と思うことは 非常に危険です。 


糖尿病は高血糖ですが、なぜ低血糖も心配しなければならないのですか?

 糖尿病患者は糖が血液内に多く残留し高血糖になります。しかしインシュリンや他の薬品の用量が 多い時、また、薬を適量とっていても、食事量が少なかったり、不規則な食事の取り方をする、 薬や食事を適量とっていても過度の運動で血糖値が上がったときなどに、糖尿病患者は 低血糖になります。広い意味では糖尿病は高血糖の問題ではなく血糖調節の欠陥を意味します。 低血糖とは血糖が50mg/dl以下になる現象です。この状態になると寒気による発汗、手足の震え、 目眩、情緒不安定、脈拍上昇、頭痛、全身の無力感、また最悪のケースではけいれん、 昏睡状態にまで進みます。この様な状態に陥ったら早期に糖分供給をしなければなりません。 これには糖分が豊富な食物や砂糖分の多い飲み物を摂取します。また意識を失った時にはブドウ 糖投射が必要となります。高血糖で悩む糖尿病患者が砂糖や血糖値をあげる薬を常時 携帯している理由はここにあります。高血糖に悩んでいるのに、高血糖剤をとらなければ ならないということは皮肉なことです。 


理想的な糖尿病の薬、健康食品の7つの条件とは?

 これまで述べたように、従来の薬や健康食品は糖尿病に対していくつかの症状に対する効果しか 望めませんでした。長く服用すればする程、効果が薄れる耐性が現われ、肝臓、腎臓に深刻な 打撃を与えます。心臓麻痺、癌までを誘発したケースもあります。理想的な糖尿病の薬、 健康食品とは次の7条件を満たす必要があります。

1. 科学的に薬の効果が証明されている。
2. 副作用が無い。
3. 作用が身体全般に働き、身体の一部分に負担をかけない。
4. 身体全体の健康を増進させる。
5. 耐性が無い。
6. 短期的な血糖低下、さらに長期的な根本的治療である。
7. 一般の糖尿病患者でも手軽に用いることができる。

上記の7条件のうち、いくつかの条件を満たす薬は多くありましたが、7条件全てを満たす薬、 治療法はありませんでした。しかし最近では、安全で治療効果も良く全ての条件を満たす薬の 存在も可能であると学界内でいわれています。 


糖尿病に関する健康食品で良いものを判別するには?

 健康促進に効果のある健康食品は多くありましたが、副作用があったり、高価なために経済的に 大きな負担を与えた物も少なくありません。政府認定許可も評価の1方法ですが、必ずしも 能書きどおりではありません。最終的には消費者による長い経験によらなければなりません。 次の評価基準を使えばある程度の判別が可能ですので、参考にしてください。

1. 権威のある研究チームが開発したもの。
2. 厳しい動物実験を経たもの。
3. 厳しい臨床実験を経たもの。
4. 厳しい毒性検査、重金属検査を経たもの。
5. 治療作用に医学的、理論的に根拠のあるもの。
6. 治療効果について文献で証明されており閲覧できること。
7. 使用者の反応の記録、統計があること。
8. 製品が国家基準に合った成分と製造品であること。


(第5部)
P-700の発明の歴史
 
 


コーヒー効果血糖値をしますか?

 長い闘病生活に苦しんでいる老女がいました。
彼女は糖尿病と腎臓病の悪化で多くの合併症に 苦しんだ挙く、
医者に両足切断に迫られるという重症でした。
しかし、両足切断を拒み、 生きている限り旅行がしたくて東南アジアへ旅立ちました。その時、いろいろな国で糖尿病と 腎臓病に良いといわれている
民間療法を自分の身体で試してみました。
驚くことに6ヵ月後には 腎臓病が完治し、
糖尿病も障害を感じないほどまでに回復していました。
このことに注目した 糖尿病のリサーチ・チームは、
この女性の旅行中の行動を分析したのです。
服用した薬と食品は全て、
東洋では数千年前から用いられていた漢方の回復促進薬でした。 
それらの中で特に効果的だったのは、利尿を促進させる薬草でした。
しかも、これらの薬草は 
安全で長期的な健康促進に効果があることも発見されたのです。
これは第4部で説明した 理想的な糖尿病の薬、
健康食品に必要な7条件を全て備えていたという訳です。
この事が糖尿病の根本的な治癒につながると確信した糖尿病リサーチ・チームは
同じ様な ケースを世界中から収集し分析を開始しました。
同時に世界中から何千何百という天然の 浄血および利尿食品に対する
本格的な研究を始めました。
その結果、糖尿病の全ての症状に 総合的に作用する
安全な新造成物の発明に成功したのです。
この新造成物はこのサイトでは P-700(Protocol-700)と呼びます。 
この発明以来、数多くの動物実験、臨床実験、
さらに世界の有名大学での共同研究を経て、
P-700が糖尿病を根本的に治癒できる物質であるということが科学的に証明されました。 この第5部では、現在も続けられている研究の一部をご紹介します。


P-700は実際にはどのような効果があったのでしょうか?

 最初にP-700を実験服用した患者達は全員極度の高血糖で苦しんでいた人達でした。 しかしP-700の服用後は、血糖値は半分にまで降下し、正常な人と等しくなりました。 (詳細は、サイエンス・コーナー「Promising New Treatment Diabetes 2.2.1」を ご参照ください。) P-700の服用を中止してから2年経っても糖尿病の症状は再発せず、これにより糖尿病の 根本的な治療の可能性が証明されたわけです。(詳細は、サイエンス・コーナー 「Promising New Treatment Diabetes 2.2.2」をご参照ください。) この時点で患者が抱えていた合併症もほとんど消滅しました。詳しく述べると、 発病6ヵ月以内の患者では、重症患者であっても約3ヵ月間のP-700の服用で著しい 効果が現われ、半年程でほとんどの人が完治しました。発病後1年から2年の患者では 半年の服用で効果が現われはじめ、1年後にはほとんどの人が完治しました。発病5年から 10年の患者では服用2〜3年で著しい効果が現れました。しかしP-700の効果は一律ではなく 患者さんによって偏差がありました。例えば家族内に糖尿病患者が多くいる場合には、 糖尿病の原因が遺伝であり、P-700の効果が遅くなる場合もありました。また患者の中でも 飲酒する人にはP-700の効果は殆ど現われませんでした。


P-700は本当に糖尿病を完治させたのですか?

 強力な化学薬品でも糖尿病を治せなかったのに天然薬草配合で完治したという事実は、 にわかには信じがたいことですが、本当のことなのです。このことは原理がわかれば簡単な ことです。私達の身体に必要なのは強い刺激ではなく適切な均衡です。均衡が崩れて病気に なった時に、強い化学薬品を用いて強い刺激が与えられると短期的また局部的に効果は出ますが、 長期的には副作用と耐性から逃れられない状態になります。正しい治療法は、自然なリズムを 失ってしまった身体の均衡を取り戻し、全ての臓器が順調に機能するように働きかけます。 すなわち正しいボタンを選んで、軽く押してやることが必要なのであり、異なったボタンを 強く押すことは逆に悪い結果を招いてしまいます。糖尿病も同じことがいえます。 根本的な治療には、複数の薬理作用が調和を保ちながら総合的に働きかけることが大切です。 今までの糖尿病の薬にはそれなりの長所はありましたが、明らかに限界がありました。 それは複雑な糖尿病関連の新陳代謝全般に働きかけることができず、特定の患部とその 新陳代謝に対して部分的にしか作用しないものでした。これでは糖尿病の進行を一時的に 抑制できても糖尿病の根を絶やすことはできません。また服用中、多くの患者が危険な状態に 陥ることもありました。 糖尿病のような病気には、強力な化学作用により肝臓や腎臓に重大な障害を及ぼす化学薬品よりは、 天然の健康食品を上手に摂取することの方が得策なのでしょう。澱粉が単糖にまで分解されていく 過程で、またブドウ糖がエネルギーに代えられていく過程でバランスを回復させることや、 インシュリンの分泌を促進させること、インシュリン作用の効率を高めることなど、これらが 総合的に、また安全に調和をもって作用するには何といっても自然の健康食品が一番だといえます。 P-700はまさにこの健康食品なのです。P-700は糖尿病の症状全般に働きかけ、糖尿病に関係する すべての臓器の活性化を促します。これにより従来の化学薬品では成しえなかった治療が 可能となりました。怖い病気だからこそ、優しく対処することが最善の方法なのです。


P-700の作用の原理は何ですか?

 原理を理解するには専門知識が必要ですが、ここではその中の3つについてご説明します。

 1. 糖尿病は澱粉が糖分に分解吸収される過程で異常がおこりますが、P-700はこの過程でのバランスを、 自然な形で正常に保つ役割を果たします。蚕の粉でも似たような働きをしますが、蚕の粉末は澱粉が 糖分に分解する過程を不自然に抑制してしまいます。このような人工的な新陳代謝の妨害は 消化不良などの副作用を伴います。P-700はこの過程でも自然なかたちでバランスを保つので、 副作用の心配はありません。このP-700の作用は英語では Inhibition of Alphaglucosidase Breakdownといいます。(詳細は、サイエンス・コーナー「Promising New Treatment Diabetes 2.2.6」をご参照ください。)

 2. P-700はベータ細胞がインシュリンを正常に生産し、分泌することを促します。Sulfonylureasも 似た働きをしますが、 Sulfonylureasを長期間服用するとベータ細胞を衰弱させてしまいます。 結果的にはベータ細胞のインシュリン生産能力が減退することになります。サルパーニンウレアスに 対しても耐性が現われて、7年以内で効果が消滅してしまいます。また、腎臓疾患も副作用として 頻繁に現われます。しかしP-700は天然の薬草から抽出された物質ですから、このような副作用は 起こりませんし、耐性なども現われてきません。その上ベータ細胞自体も丈夫になります。 この様に健康になったベータ細胞そのものが自ら自然なかたちでインシュリンを分泌するのです。 これは化学薬品により衰弱したベータ細胞から強制的にインシュリンを絞り出すこととは明らかに 異なっています。P-700は症候を抑えるのではなく根本的な治癒を促します。 (詳細は、サイエンス・コーナー「Promising New Treatment Diabetes 2.2.5」をご参照ください。)

 3. P-700はインシュリン受容体を活性化させインシュリン使用の効率を高めます。膵臓で分泌された インシュリンは筋肉細胞表面で受容体と結合され糖のエネルギーに代わる過程で触媒として 作用します。その過程で受容体が不足、または機能が低下するとインシュリンが十分存在して いても筋肉細胞内に浸透することができません。ここで当然、糖分も十分な燃焼ができない 状態に陥ります。身体の筋肉に糖分の不足が生じ、脱力感や慢性疲労感を伴います。血液内に 残ったインシュリンは食欲を刺激し増進します。この結果、高血糖と肥満の悪循環が繰り返される ことになります。P-700はこの悪循環を断ち切ることができます。またP-700の服用から インシュリン受容体の活性化により同量のインシュリンであっても細胞内での作用を効率的に します。または活性化によるインシュリン過剰分泌によって低血糖になる状態も防ぐことが できます。この様な機能をP-700のInsulin Receptor Upregulation/Insulin Sensitivity Upregulationといいます。(詳細は、サイエンス・コーナー「Promising New Treatment Diabetes 2.2.4」をご参照ください。)

簡単にいえばP-700の長所とは糖尿病に総合的に働きかけることであり、これは従来の部分的な 治療法では成し得なかったことです。すなわち健康全般の増進、副作用からの開放、効果の 長期的持続、耐性を生み出さない安全性などがP-700の画期的な長所です。


P-700と利尿作用の関係は?


 尿の作用に関して考えてみましょう。尿とは老廃物を排出する浄血解毒作用の役割をします。 東洋医学では、利尿を通じて浄血解毒機能を強化するという身体の自然治癒力だけでほとんどの 病は癒されるといわれています。漢方強壮薬はほとんどが利尿促進剤であることがこの関係を 証明しています。カボチャはとても良い健康食品です。その理由はカボチャの利尿作用にあります。 P-700の重要な成分にも同じく利尿作用があります。卓越した利尿作用を通じてP-700は古くなり 老衰したインシュリン受容体を尿と共に体外に排出させます。排出された古い受容体の後には 若い新しい受容体が現われます。この様な機能は従来では考えられませんでした。 また、P-700には血液内に残留していた老廃物を同時に排出させる働きも備わっています。 糖尿病患者は体内に多くの老廃物を持っており、P-700のこのような浄血解毒作用は患者にとって 全般的な健康増進には欠かせないものであると言えるでしょう。 古くから、「病の元と癒しは同じ処から」という諺があります。尿に糖分が出て糖尿病と言われ、 利尿によって治療するという、この逆説は古くから言い伝えられた諺にも通じるところがあります。 利尿剤は低血圧患者には危険であるという誤解があります。これは人工的に化学薬品を用いた 場合です。P-700のような天然利尿剤を使い、身体の自己調節機能を強化する場合は低血圧患者にも 危険はありません。主に化学薬品を使う西洋医学よりも、自然食品により自己治癒を促す東洋医学が 時には適合される理由がここにあります。


P-700の重要な成分は?

 P-700の重要な成分を公開しますとPlatycodi Radix、Schizandrae Fructus、Capsella Bursa、 Glycyrrhizae Radix、Zizyphys、Lycium Chinese、Dioscorea Japonica Thunbergなどです。 このような原料は多くの国の国家安全基準に適合しており、東洋では数千年前から常用されてきた 食品です。人体への副作用は全くありません。


P-700は薬ですか、食品ですか?

 P-700は食品ですが、薬以上に効果があるといえます。成分、材料から見るとP-700は、 糖尿病患者が服用すると健康を促進する健康食品です。薬草成分中のバランスのとれた 薬理作用を理論的に究明すると、この食品の効果は薬を上回っています。自然の薬草から 抽出された成分による糖尿病治療が可能であるという考え方は、東洋はもちろん西洋でも 広く共感を得ています。前にも述べましたが糖尿病に効果のある薬草は1500種を超えています。 この薬草を科学的に検証された方法で正確に使用すると糖尿病治癒に確かな効果が上がります。 この小冊子でも少し紹介しましたが、糖尿病に効果のある薬草研究は現在何千件も行われています。 糖尿病に関する薬草効果は、以前は東洋だけの神秘でしたが、現在では世界学会においても常識論に なっています。化学薬品による副作用で悩まされていた糖尿病専門医の多くは、この天然薬草の 安全効果に大きな期待をかけるようになってきました。世界有数の権威ある糖尿病医師が多く 在籍しているカナダ、カルガリー大学でもこの理由のために天然薬草効果に早くから 着目していました。その結果として、発明、改良されたのがP-700と呼ばれている物質です。 薬草効果の高い薬草を選び、適切な配合により効力を高め、毒性を抑えることに成功しました。 現在では薬草採取が困難であり採取された薬草も精選過程で多くが廃棄されるので、生産量、 また生産費節減にも限界が出てきます。そこで現在では、このP-700を化学的な方法により 大量生産できる研究がなされていますが、生産が化学的になれば副作用の問題が起こります。 これでは天然物質の良さが消滅されてしまいます。


P-700は漢方薬ですか?

 ある意味でP-700は漢方薬に似ています。身体の自己治癒力を促して病を癒す東洋医学の哲学は P-700発案の根本にもなっています。人間の身体は外部環境が発する信号の中から必要なものを 選択する機能があります。この選択機能低下により、病になるというのが東洋医学の思想に なっています。東洋医学においては選択機能を高めることが、病に対処する重要な手段であると いわれています。 このP-700での利尿作用における糖尿病治療効果も東洋医学と同様です。発想に限らず、 服用方法や味も漢方薬に似ています。しかしP-700と漢方薬には次のような相違点があります。

1. 漢方薬は長い経験に依存して効果と服用方法を決定しますが、P-700では科学的な分析、 動物実験及び臨床実験を経て開発されています。
2. 伝統的な漢方薬では身体の新陳代謝を包括的に促進させますが、P-700では特に糖尿病での 新陳代謝改善に効果があります。


P-700は安全ですか?

 はい、絶対に安全です。成分は全て世界中で数千年にわたって愛用されてきた薬草です。 成分の全ては多くの国の国家安全基準にも適合しています。動物実験での毒性検査では人間が 服用する量の50倍を7ヵ月投与しましたが、全臓器をくまなく検査しても、いかなる障害も 発見されませんでした。さらに、重金属検査においても安全性が認証されました。これまで P-700を服用された何千人の患者さんの中にも副作用はおこりませんでした。しかし、 ごく少数の服用者には微細なアレルギー反応が報告されています。これは喉の痒み、下痢、 便秘などでしたが服用量を下げることにより、このアレルギー反応も全て消えました。 しかしP-700の服用で治療がある程度進んだ時に、他の糖尿病の薬を併用した場合は一時的に 低血糖状態になる場合もでてきます。医師の処方により他の薬も使用している患者は、 P-700を服用する初期段階では必ずP-700との併用が好ましいのですが、P-700の効果が 十分現われ始めたら、他の薬の量を減らすことが必要となります。これは、医師の指導に 基づいて処置にあたってください。 他の危険な状態としては、P-700を服用していると、身体全般にわたり健康が増進されるので、 気分が高揚し、糖尿病が既に完治したと誤解してしまうことがありますのでご注意ください。 特に自己の血糖値を定期的に検査していない人が間違った判断を下す危険性もでてきます。 腎不全の患者がP-700を服用する場合は、水分を摂取せず、粉末のみをごく少量から服用する ことをお薦めします。これは腎不全患者が水分摂取で危険な状態に陥ることがあるためです。 P-700は妊産婦にも安全といわれていますが、一般的に薬草は避けられた方が良いでしょう。 胃の虚弱な方も少量ずつの服用をお薦めします。


P-700は認可されていますか?

 はい、認可されています。現在アメリカのFDAからも健康食品としての販売許可を取得しています。 カナダでのDIN番号(販売許可)も直ぐに取得できる予定です。韓国の厚生省からも認可されて います。申請先の国々の中で不許可は一例もありませんでした。各国の認可状況は 供給元コーナーに常時掲載されていますので、是非ご覧ください。


P-700はどのような方に良いのでしょうか?

 糖尿病患者にはもちろん、一般の方にも優れた効き目が現われます。これは糖尿病というものが 身体の基本的な新陳代謝における病気であり、糖尿病の根本治療過程で身体全体の健康増進を 図るからです。P-700は澱粉の円滑な新陳代謝や筋肉細胞の強化、毛細血管と末梢神経の 浄化を伴うので、糖尿病治療に限らず各種成人病に卓越した効果を現わします。 特に糖尿病性性機能障害、不眠、慢性疲労感、皮膚病などに効果のあることが 証明されています。P-700は糖尿病患者にも正常な方にもお奨めできる健康食品といえる でしょう。特に性機能低下は糖尿病患者には普遍的な症状です。これは毛細血管や 末梢神経の障害が原因とされています。P-700は浄血機能に優れていますので、性機能回復にも 効果があるのは当然です。


P-700の服用法は?

 服用開始時には複雑と感じられますが、数日で慣れてしまう程、服用法は簡単です。 最適な服用法は漢方薬のように煎じることです。1袋に粉末状態のP-700が8g入っており、 これを水360mg(コップ約3杯)に入れ、弱火で1〜2時間煎じます。水の量が半分になった時、 火を止めて冷まします。1袋で2〜4回分が取れます。強火では味が苦くなり、効果がおちます。 煎じたP-700は冷蔵庫内に保管します。底に溜まった沈殿物も服用してください。この沈殿物は 3度まで煎じて利用できます。これは良質の天然繊維質ですから、非常に身体に良いものです。 電子レンジを低温にセットして20〜30分加熱し服用することもできます。また保温器に入れて 良く振り、1時間後に服用することもできます。 P-700の各箱には食前、空腹時、就寝前などが絵で表示されています。この表示に従って 服用すると最大効果が期待されますが、場合によっては混合で使用しても、効果の反応が 多少遅くなるだけで安全性にはかわりありません。


P-700を服用すると一般の食事療法は不必要でしょうか?

 服用時には必ずしも他の食事療法を併用する必要はありませんが、患者の食事療法との併用が あれば効果は倍増します。しかし、飲酒をすると、P-700の効果はゼロに等しくなります。 飲酒による特別な害はありませんが、 P-700服用により健康が増進し、人によっては酒量が 上がる場合もありますので、特に飲酒の誘惑にはご注意ください。


P-700の服用を中断した場合は?

 服用を中断された場合にも後遺症は起こりません。P-700は化学薬品や抗生物質ではないので 耐性が無く、再使用された時も効果は全く同様です。しかし患者自身および家族のためにも、 限られた期間に集中的に継続することをお薦めします。


P-700を服用する期間はどのくらいですか?

 患者の症状によって異なりますが、一般的には、発病6ヵ月以内の患者では重症患者でも 約3ヵ月間のP-700服用で著しい効果が現われ、約半年間の服用でほとんどの人が完治されました。 発病後1年から2年の患者は半年間の服用で効果が現われて、1年後ほとんどの人が完治されました。 発病5年から10年の患者では2〜3年の服用期間で著しい効果がみられました。 しかしP-700の効果は一律ではなく多様な患者のタイプによって偏差がありました。 例えば家族内に糖尿病患者が多くいる場合には、遺伝が糖尿病の原因となりP-700の効果は 遅くなることもありました。


P-700は糖尿病予防に効果がありますか?


 はい、あります。P-700は糖尿病治療だけではなく、予防にも効果があります。インシュリンの 生産・分泌をつかさどるベータ細胞が健康になり、筋肉細胞がインシュリンを効率よく使える ようになるので糖分消化のバランスが保たれ、予防にも十分効果があります。このことは 動物実験においても実証されています。サイエンス・コーナー「Promising New Treatment Diabetes 2.2.3、表5」をご参照ください。)この様なことから多くの正常な方にも愛用され、 健康増進に役立っています。


P-700を服用すると熟睡できますか?

 糖尿病患者は末梢神経障害を伴っているので、常時身体に痛感を伴い、熟睡できません。 また慢性疲労により運動不足も重なり、さらに夜間の頻尿も熟睡を妨げます。このため疲労と 睡眠不足の悪循環を繰り返す結果となります。P-700は、このような問題を全て改善しますので、 P-700の服用者には熟睡が取り戻せたと喜んでいる方が多いといわれています。


P-700はダイエットにも効果がありますか?

 P-700はインシュリンの受容体を強めることにより、新陳代謝を促進する効果があり、糖分を 筋肉内でエネルギーにかえる作用を促進します。これまでのダイエット食品は副作用などを 伴い、特に腎臓障害を併発させる原因にもなりましたが、P-700では全く副作用が無く、 安全に、また効果的にダイエットすることができます。 



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