この所、とてもアクセスが多い記事です。
再掲いたしました。
がん疼痛緩和は、
非ステロイド性抗炎症薬、オピオイド、鎮痛補助薬の3つのグループを
この順に追加併用していきます。
この中の、鎮痛補助薬というのは、
元々は鎮痛薬ではないものですが、
刺激伝達系のグルタミン放出経路の刺激を抑制したり
抑制系のGABAの経路を賦活化したりすることで
他の2グループとともに鎮痛効果をもたらす薬剤をさします。
主に、オピオイドが効き辛い疼痛の神経障害性疼痛などに併用していきます。
神経障害性疼痛とは、ビリビリしたような、刺されるような疼痛や
アロデニアといって普通なら痛くも無いような刺激に
疼痛を感じるような場合が神経の疼痛をさします。
(アロデニアとは、服が擦れたり、触られただけで飛び上がるような痛み)