尿失禁とは本人が「排尿をしようとしていない」のに意識に関係なく不意に尿もれしてしまうことです。
高齢者の尿漏れは、その尿失禁の症状よりも「おもらし」をしてしまったと云う事実に衝撃的なショックを受けられ、自尊心を深く傷つけてしまうことも問題なのです。
尿漏れの解消法や対策は、症状だけではなく、心のケアも大切なことだと思われます。周囲の方の配慮がとても必要になってきます。
尿失禁に人知れず1人悩んでいる方は多いのですが「恥ずかしい」と云う気持ちから医師にさえ相談し難いようです。
尿もれは4つのタイプの尿失禁に大別されると云いましたが、医師の治療で比較的簡単に治るタイプもありますから諦めない事です。
高齢者の尿もれは、本当に恥ずかしいことなのでしょう� ��?
尿失禁(尿漏れ)は、幼児の「おもらし」とは違い病気なのですから、恥ずかしいことではないのです!
高齢者が尿もれ(尿失禁)のために内向的になったり、外出を控え楽しみを制限してしまうことは馬鹿気ています。
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「恥ずかしい」気持ちを乗り越えて一度は専門医師に相談してみることです。尿もれの症状も気持ちも必ず楽になりますよ^^
高齢が尿漏れの専門医の診察も受けずに、本来は治療さえすれば治るはずの尿もれ・尿失禁なのに必要のないパッドや「おむつ」をして行動を狭めてしまうことは誠に残念なことです。
確かに、最近の尿失禁用パッドは研究がされ性能が良く、豊富に市販されていますから、高齢が尿もれ対策に上手に取り入れ、快適な生活を送る為に使用することは良いことでしょう。
しかし、本来は治るはずの尿もれなら、医師の適切な治療を受けて、必要のないパッドやおむつとは「サヨナラ」しましょう^^
◆高齢者の尿もれ(4つのタイプ)
■腹圧性尿失禁
この尿もれは、大笑いや、咳やくしゃみ、運動時などで腹部に圧力がかかった時に起きる尿失禁です。
骨盤の底にある骨盤底筋の筋肉や、下腹部を支えている筋肉の筋力低下が緩んでしまったり、尿道を締め付ける尿道括約筋の力が低下などが、
尿もれ(腹圧性尿失禁 )の原因になります。
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腹圧性尿失禁に効果的な薬は今のところはなく、重度の腹圧性尿失禁には、人工的なテープで尿道を支える手術が有効であり、副作用も少ないので、だんだん普及して広く行われるようになっています。
このタイプの尿漏れには「骨盤底筋体操」と呼ばれるトレーニングの治療法が最適で、専門家は推奨しています。
尿もれの改善に効果が現れるまで時間がかかる(数ヶ月〜)のが残念ですが、副作用もほとんどない優れた方法なのです。
しかし、多くの方が、効果が現れるまで待てずに、途中で諦め挫折してしまうのです。治ると希望をもってがんばりましょう。
■切迫性尿失禁
この、尿もれのタイプは突然尿がしたくなり、我慢が出来ずに尿を漏らしてしまうので「切迫性尿失禁」と呼ばれています。
この尿失禁には有効な薬として「抗コリン剤」があります。
副作用として、尿の出が悪くなったり、口の乾きや、便秘などがあげられています。
対策としては、急な尿意に慌てないことです。例えば、他の事を考えるなどして尿意を我慢することでトイレに間に合うようになるといった訓練も必要です。
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尿もれを恐れ、尿意がなくても早めにトイレに行く方法は、確かに尿失禁の心配はなくなりますがトイレに行く回数が、その分増えてしまうことになってしまいます。
尿もれの原因としては大別2つの要因があります。
・膀胱に問題がある
・膀胱をコントロールしている脳や神経に問題がある
などが考えられています。
この切迫性尿失禁の症状にも、腹圧性尿失禁と同じように骨盤底筋体操が効果的であるとも云われています。
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■いつ流性尿失禁
尿がいつも漏れている状態で流性尿失禁と呼ばれるもので、排尿しようとしても尿を上手く出せない場合に生じる症状のです。
膀胱に尿がいっぱいになってしまい、知らないうちに尿が溢れるように漏れだしてしまうという症状で、尿がいつも漏れている状態です。
膀胱の収縮する力が無くなった状態(子宮がん・直腸癌などの手術後や糖尿病による神経障害などが原因)なのです。
尿もれでも、このタイプは雑菌が入りやすいですし、腎臓に負担がかかりますから早急に治療されることをオススメします。
■機能性尿失禁
認知症や歩行ができない場合など原因が膀胱以外の問題に起因します。
例を上げれば、
・足の障害でトイレまで行けずに尿もれを起こしててしまう
・認知症のためトイレの場所が判断出来ずにトイレ以外で排尿するなどですから、環境の改善や介護を行っている方の協力が必要です。
※高齢者の尿もれ
4つのタイプの尿失禁が複合している場合が少なくないようです。
関連リンク:女性の尿漏れ対策(尿もれ)
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